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来月の頭に、室伏鴻氏をお迎えしてベクトルズがあります。 しかし一応以下のインフォには名前が出てますが、僕は当日は客席に居て、トークには基本的に参加しない予定です。 どうぞよろしくお願い致します。 室伏鴻の即興ソロダンス、そしてベクトルズが「室伏鴻」「舞踏」「ダンス」をめぐって徹底討論! 出演:室伏鴻、ベクトルズ(大谷能生・木村覚・佐々木敦) 第1部:室伏鴻ソロダンスパフォーマンス 第2部:トークセッション(室伏鴻×ベクトルズ) 日時:6月3日(金)19:00〜 4日(土)15:00〜 予約 2500円(1ドリンク付) 当日 3000円(1ドリンク付) 2日通し券 4000円(初日のみ1ドリンク付)※ 初日に全額を頂戴します。 会場:SNAC 予約方法: CONTACTのページより、題名を「室伏鴻」とし、本文に「お名前・枚数・電話番号」を記入の上、送信ボタンを押して下さい。こちらからの返信を持って、ご予約完了となります。 なお、定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます。ご了承ください。 海外において活発な公演活動が展開されているKo Murobushiのきわめてレアな、待望の日本公演です!2日の間に2つの異なる「室伏鴻の考えるダンス」が繰り広げられることでしょう。さらに「アフタートーク」と呼ぶには内容濃密すぎるベクトルズ(大谷能生+木村覚+佐々木敦)と室伏鴻とのトークが毎夜公演後に予定されています。こちらも乞うご期待。「舞踏」+「批評」の二番勝負。「舞踏」(ダンス)の過去・現在・未来を感じ考える最良の機会が、この「即興二番」です。 出演者プロフィール: 室伏鴻 1969年土方巽に師事。72年「大駱駝艦」の旗揚げに参加、76年舞踏派「背火」を主宰。「アリアドーネの會」をプロデュース。パリ公演は、舞踏が世界のBUTOHとして認知されるきっかけとなる。03年新ユニットKo&Edge Co.で『美貌の青空』を発表。新しい舞踏を切り拓く作品として多くの批評家から絶賛を浴び、05年7月韓国国立劇場、05年秋 北米ツアーで公演を行う。04年より新シリーズ「Experimental Body」を開始。舞踏における身体のエッジを模索するユニットの存在は、熱い注目を集めている。 #
by ex-po
| 2011-05-19 11:53
以下は、バストリオの映画『生きている』『信じたり、祈ったり』にかんするコメントです。 コメントにしては少し長いですが。チラシなどに使われるとのことです。 『絶対わからない』公演とは別に、6月に上映会が予定されてるとのことです。 * バストリオの映画を観に行ったのは、ちょっとした思いつきのようなものだった。 思いつきとはいっても、電車を乗り継いで行ったこじんまりとしたスペースで、数時間のあいだスクリーンに対峙したのだから、やはりなんらか期待はしていたのだと思う。 今野さんの名前は前から知っていたし、ちょうど観たばかりだったお芝居に橋本さんが出ていて、それで興味を惹かれたのだ。 しかしその期待と興味はもちろん、微温的なものだったと思う。 けれども、三本の映画を観終わった時には、来てよかったと思った。満足していた。 帰りがけに、挨拶してくれた今野さんに「よかったです」とか一言二言、述べたのじゃないかと思う(初対面だったのだが)。 そんなこんなで、いまこの文章を書いている。 『生きている』と『信じたり、祈ったり』は、同じ町が舞台になっていて、同じ人達が登場する。 たぶんこの続きもあるだろうし、その前もあったのだろうと思う(存在しているかはともかく)。 皆が何かを探している。見つからない何かを、ではなくて、ちゃんといつかは見つけるつもりで、心の底から見つけたいと願って、探している。 探しものには、持っていたのになくしてしまったもの、まだ見たことさえないもの、あるのかどうかさえわからないもの、など色々とある。 だが、探すことだけに必死になっているわけにはいかない。毎日の生活があり、すこしずつ形を変えながら続く日常がある。 それに、自分ではない誰かの探しものを手伝う、という仕事だって、ある。 互いが互いの探しものを手伝いあっている内に、時間が過ぎていく。 時にはそこに、思いがけない事件、みたいなものが生まれることもある。 ささやかな奇跡、いや、奇跡未満のささやかな出来事が、泡のように幾つか浮かんでくることだってある。 そうして皆が、信じたり、祈ったりしながら、生きている。 ここにあるのは、そんな映画たちだ。 僕はバストリオの映画の、なんというか、殊更に何かを物語ろうとはしていない感じ、決着をつけようとはけっしてしない感じ、柔らかく開いたままの窓のような感じに、穏やかな驚きと仄かな共感を感じている。 ここにあるのは、映画や演劇といった枠組みとは又少し違った意味での、人生の断片たちだ。 その人生は虚構のものではあるが、しかしほんとうのことでもある。 佐々木敦 #
by ex-po
| 2011-05-17 12:11
バストリオ新作公演『絶対わからない』のアフタートークに呼んでいただきました。 僕が喋るのは初日、6月23日(木)19:30の上演後です。今野さんと喋ります。 以下は情報。 バストリオ新作公演『絶対わからない』 嘘つきます。これは希望の話です。ここにあなたがいます。 わからない。機械が動かない。きっとそこには人がいる。ただ物が置いてある。たぶん男も女もいる。好きになってしまった。壊れている。こんな狭い場所で、誰も知らない誰かが、その間にあるもんを越えて触っても、零れているのは遠くの何かで、それを失ってしまっても、わたしにはわからなくて壊れそうなので、ひとまず笑うことにした私のことが、絶対わからないです。 作・演出・映像 今野裕一郎 衣装 irishcream 出演 狗丸トモヒロ、小澤薫、上村梓、児玉悟之、小林光春、今野裕一郎、佐々木キミテル、二村香央里、橋本和加子、平石はと子 日時 6月23日(木)19:30 24日(金)14:30/19:30 25日(土)14:30/19:30 26日(日)11:00★/14:30 ※★は美味しいブランチ付き【わかる、気もする】を上演、要予約 場所 千駄木Brick-one チケット料金 予約/2,500円 当日/2,800円 ★【わかる、気もする】/1,500円 割引 早割/5月21日〜31日までに予約すると2,300円 グループ割/五人以上で予約すると1人2,000円 ※全員が同じ回に来る場合に限り 14歳以下無料 予約開始 5月21日(土) #
by ex-po
| 2011-05-17 12:07
去年に引き続き、ヒッピー部公演のアフタートークに呼ばれました。 ヒッピー部パフォーマンスvol.2「 Vision <A> 」 出演 大場みなみ 小笠原悠紀 崎浜 純 篠原 礼 構成/演出 三野 新 27日(金) 19:00の回、上演後にアフター・トーク決定! 佐々木敦さん(批評家) 料金 予約 1300円 当日 1700円 チケット予約 info@hippieb.net (上記のメールアドレスへ、題名に「ヒッピー部予約」とご記入の上、お名前、電話番号、ご希望の公演日、開演時間と予約人数をお書き頂き、送信してください。返信をもって予約完了とさせて頂きます。) 「何もしない演劇」から「働かない演劇」へ。 何もしない演劇は、可能でしょうか? という、問いは何度でも繰り返されます。 演劇の起源なんて問おうとするならば、 そのあまりの不毛さに眼がくらくらするものです。 だからこそ、演劇の起源を写真の起源に置き換えることにしました。 (その不毛さに抗することもなく、臆することもなく。) 一枚の写真を描くこと。 そして、その一枚の写真をよく見ること。 今回は、そんな平面を見つめる行為自体が演劇にできないかと考え、発表します。 写真とは、目の前の瞬間がずっと残れば良いな、 という対象への愛が具現化されたものです。 ですが、今やデジタル写真を詳細に(ズームアップして)見ればみるほど、 画像はノイズに満ちあふれ、具体的にはならずに、抽象化していくのです。 すると、演劇(=写真を見る行為)には、映るはずのない幽霊が垣間見えてくるはずです。 それはまるで、心霊写真のように。 ですが、心霊写真はいまや信憑性はほとんどありません。 なんせ、全部人の手で作れてしまうことを、わたし達は知っていますから。 機械的な信号としてしか存在しえないデジタル化された時代において、 逆に心霊写真を生み出す意義を、わたしたちは見つけました。 一瞬を写した平面にこだわり、留まり続けることで、 身体を時間軸にそって働かせない演劇とします。 そう、今回のテーマは、一瞬を愛する演劇なのです。 出演 大場みなみ 小笠原悠紀 崎浜 純 篠原 礼 構成/演出 三野 新 脚本 ヒッピー部 ドラマトゥルク 石原裕也 音楽/舞台美術 齋藤俊太 衣裳 古田理恵 宣伝美術 三野 新 制作 鹿毛 綾 協力 Jizmo,inc ヒッピー部ホームページ http://hippieb.net/ #
by ex-po
| 2011-05-17 12:04
ルート1上映会 講演 2005.8.7 4時間15分の映画を今皆さんご覧になったと思うんですけれど、4時間15分って非常に長い時間ですので、それが終わって数分のうちに、まだ人の話を聞かないといけないのかみたいなそういった気持ちになっていらっしゃる方もおられると思いますが、ごく短くお話し少しできたらと思っております。 それで、今回この上映会の告知チラシ等をご覧になって僕がこの映画が終わった後お話をするという事で、え、なんで、みたいな感じの事を思った方も結構多かったと思うんですが、今でもそう思っている方もいらっしゃると思います。僕も結構不可解なままなんですが、映画の事のみ人前でお話しする機会というのはすごく久しぶりで、音楽をここ10年くらいは主に専門としてきましたんで、映画の上映の後にお話をするというのは、ほんとに久しぶりで、若干緊張してるんですけども。まぁこの映画についてという以前に、この映画を撮ったのは、ロバート・クレイマーという人なんですけど、最初に申し上げておきたいと思ってるんですけれども、僕はこのロバート・クレイマーという監督についてほとんどあんまり知りません。彼は1939年にアメリカのニューヨークで生まれて、99年になくなってるんですけども、僕、彼の映画をこの『ルート1』以外には、『ディーゼル』っていう1985年に撮られたこの映画とはほんとに全く違ったタイプのB級SFみたいな映画がありまして、その映画を観た事があるだけで、それ以外のクレイマーの映画というのは、僕は1本も観ていません。ご存知の方多いと思うんですが、山形国際ドキュメンタリー映画祭などでクレイマー監督は来日もされてますし、特集上映みたいなのも何度か行われていますし、特別な機会ですけれども、いくつかの代表作を、この会場のお客様の中にもご覧になった方多いかと思います。そういう意味でいいますと、僕は基本的にこの『ルート1』という作品のみで、まぁ『ディーゼル』をおくとするとですけれども、この『ルート1』という作品のみでのロバート・クレイマー像しかもっていません。ですので、ロバート・クレイマー監督の全体像というか、ロバート・クレイマー監督の世界みたいなそういうようなレベルのお話を期待されますとさぞやがっかりされるんじゃないかと思います。これはもう上映団体の方にも申し上げたんですけれども、まぁ何でもいいから話をしてみてください、みたいな事で、こうしてきてしまったわけです。 あの、僕はですね、この『ルート1』という映画を観たのはかなり昔の事になります。少なくとも10年以上前だったと思います。えっと、最初に観たときの感想というのは、あんまりはっきり覚えてないんですけれども、なんでこの映画の講演を僕に話がきたのかというのをちょっとだけ。すごくこう、トリビアルな理由というのがありまして。僕は過去にこの映画を確か2回くらい観た事があると思うんですが、2回目観たのもずいぶん昔の話で、記憶の中の像しかなかった訳ですけれども、この映画はご存知のように、かなり上映される機会が少なくてですね、ビデオにもなってない。ロバート・クレイマーの作品は『ディーゼル』だけビデオになってるんじゃないかと思うんですが、それ以外のものっていうのは、日本ではおろか、他の国でもなかなかソフトという形で見るのは非常に難しいですね。それで、『ルート1』を過去2回しか観てないにもかかわらず、DVDにできないかなという事を数年前から考えてまして、それであの、理由はいろいろあるんですけれども、僕は自分でやってる事務所でですね、CDとかDVDとかも出したりしてるんですが、そのうちの一環として、どこも出さないのであれば、『ルート1』をDVDにできないかなというような、別に現実的な予定とかですね、現実的な方法論っていうのは今のところはっきりある訳ではないんですけれども、それをある古い友人にちらほらいっていたところ、伝達されてですね、こちらの方に伝わって、そんなに好きなんだったら何かしゃべる事があるだろうっていう話だったようです。で、今のところはですね、そのDVDにできるできないという話はどうもそのロバート・クレイマー監督の作品に関しては権利関係というのがややこしい事になっているらしくてですね、全然現実的にどういう手を打てばそういうところまでたどり着けるのかわかってないんですけども、可能であれば、そういう方向を探りたいというのは今でも持っているんですね。それだけあの、インパクトというか、印象が強かった映画だっていう事ですけれども、それにしてもずいぶん長く観てなくてですね、今回この講演会の機会という事でほんとに久しぶりに観直したわけなんですけども、まぁ、見てみるまでは、どんな映画だったっけな、みたいな感じの事がずいぶんあったんですが、観直してみるとですね、結構覚えてるところがありまして、やはりかなり最初見たときの印象、よかった部分というのはやっぱり2度目観てもあぁこうだったこうだったいうふうに思った部分がいくつかありました。例えばですね、ドクが突然旅をやめるって言い出すときとか、最初観てもえっというふうに思ってですね、2回目観たときもえっというふうに思ったあと、そういえば、えって前も思ったなっていうふうに思い出した訳なんですが、あとまぁみなさん今記憶に新しいと思うんですけども、この映画非常にすばらしい美しいラストシーンを持ってまして、このラストシーンの画面というか、ラストのショットはですね、非常によく覚えていたという気がします。じゃぁですね、この映画のどこに自分がそんなふうにそれほど長い時を経て、誰も出さないんだったらDVDとか出せないかなと思うくらいのこだわりというかですね、魅力を感じ続けていたのかっていうことなんですねけども、それをまぁ確かめるっていう事も、今回まぁこういう形で上映会の機会にまぁ自分自身も見直すってことで、わかったらいいなっていうがあったんですが、これまた非常にですね、説明しにくい部分があるなぁと、改めて思ったんですね。この映画は、非常にやっぱり魅力的な作品だと思うんですけども、どこかこう謎めいた部分がありまして、4時間15分もありますから、いろんなシーンがあるわけなんですけども、なんかこう非常に引っかかってくるというか、気になるというかですね、謎な感じがどうも、はっきり解析できない感じ。非常に魅力的で非常に気になるんだけど、それがいったいなぜなのか、どういう事によって観るものをとらえるものになっているのか、うまくこう説明しがたいような感じがあると思ったんですね。でそれは、ある種明確でないんですけど、その明確でない感じ、明晰でない感じっていうのが、逆にこの映画に現代的にこう出でくる雰囲気で。はっきりした形で何かを訴えかけたり、何かと像を結んだりっていうことをしてないんですが、全体で4時間15分観終わると記憶の中のいろんな部分にこう起伏が残っていて、それがもうどうにも気になってしまって、というか、例えばこのあとですね、もう一回僕がしゃべった後で、もう一回上映しますといって、4時間15分もう一回観るとすると、もう一度せっかくの機会だから残ってみていく方もいらっしゃると思うんですけども、多分2回観るとまた印象が違う。それは多分長いという事じゃなくてそういうふうなかたちでに作ってあるという感じがするんですね。で、この謎な感じといいますか、どこか解析しにくい感じっていうのはいったいどういう事なのかなっていうのを考えてみるとですね、なかなか答えが出ないというかんじになるんですけども、それを考える代わりに、この映画が、僕にですね、ルート1という作品が、これこれこういう映画であるというふうに了解されていことっていうのがいくつか在ると思います。たいていこの映画について文献とか、例えばネットで検索とかをしてみますと、いろんな文章がアップされたりしていますけれども、ロバート・クレイマーという監督の『ルート1』という作品は、これこれこういう映画であるっていうような説明がいくつか典型的なものがありまして、そのいくつかのこと、今日は3つですけれども、その3つのルート1はこれこれこういう映画であるっていう了解事項というのに関して、もう一度問い直しをしてみて、それについて考えてみる事で、この映画の謎な感じというのを多少とも謎度を超えられるかなと思ってまして、むしろあがるかもしれないんですが。 (つづく) #
by ex-po
| 2011-05-05 13:17
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