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![]() 正直それは、もはや自分の人生についぞ訪れることなどないだろうとさえ思っていた、静かな、だが激しい震え、だった。 それを奇跡と呼んでもいい。だが、こんな二文字では全然足らない。 ほんとうにそれは、おそるべき、身も心もすっかり奪われてゆくような感覚だったのだ。 それから長い間、僕は何度も何度も、くりかえしくりかえし、彼の唄を聴き続けたのだった。 ひとりの人間が、ことばを旋律に載せて、自らの声で紡ぐことが、おおいなる世界の必然と同義になるような、得も言われぬ体験。 長谷川健一の唄には「唄わないことの不可能」が宿っている。 実際彼は、詩唄いとして在るのでなければ、とっくにこの世に生きてはいないだろう。 それほどの、不可避の音楽が、そこではずっと、奏でられている。 ガケ書房 星霜
by EX-PO
| 2008-05-04 16:04
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