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サンガツのHPに「大きなお知らせが2つあります」として、以下の文章がアップされました。 http://sangatsu.com/ そこで述べられている彼らの決断について、HEADZ/WEATHERレーベルのオーナーとして、補足的に記しておきたいと思います。 サンガツから相談を受けたのは、昨年末のことでした。年明けに正式にミーティングをして、このような形に至りました。 まず第一に述べておきたいことは、今回のことは、サンガツとHEADZの完全な合意の上で行なわれる、あくまでもポジティヴな判断であるということです。 楽曲にプライスをつけて販売するという慣行から一旦離れることで、新しい音楽のあり方を模索してみたい、という彼らのヴィジョンは、もちろんいまだ不確定要素が多いにせよ、僕としては(そしてHEADZというレーベルとしても)行く末をウォッチしていきたいと考えています。 HPでも少し触れられていますが、おそらく彼らの考えているのは、そもそも「楽曲」という概念自体を問い直す、アップデートさせる、ということなのかなと思います。 インターネットをインフラにした、新たなMUSICのクリエイティヴィティの可能性を探っていく、という。 それはニコ動とかネットレーベルとか、ゼロ年代後半から浮上した幾つかの「音楽」のアスペクトと歩調を合わせていますが、やり方としてはおそらく異なるものでもあるのだろうと思います。 すでにその試みはCatch and ThrowとしてHP上で始まっています。今後はこのベクトルをより充実させていく、ということなのだと思われます。 彼らが依拠している問題意識、彼らが提起している問題にかんしては、個人的にも色々と考えていることはあります。しかしそれはここでは記しません。 ただひとつ言えることは、何度目かの新たな船出に乗り出したサンガツを、リスナーの皆さんにも、僕と一緒に見守っていただけたら、ということです。 アーティストがレーベルを離れるということは、とても大きいことです。もっとも、HEADZはレーベル契約ということをしていないので、もともと「所属」ということではなかったのですが。 彼らが敢てHEADZを離れる、という形を取ったのは、サンガツがこれからやろうとしていることが、従来の「レーベル」という概念に抵触するものと受け取られるかもしれない、という理由です。 僕はHEADZを普通の意味でのレーベルとは考えていないので、個人的には、今のままでもいいのではないか、とも思いましたが、もともとサンガツは非常に潔癖というか、時には不器用なまでに頑固なバンドなので、一度ほんとうの意味でインディペンデントになって、次の段階に向おうという、彼らが考えて決めたことをフォローすることが、自分の役割だと思いました。 だから公式(?)にはサンガツはHEADZから離れるけれど、僕にとっては、そしてHEADZにとっても、彼らはこれからも仲間ですし、ライヴやイベント、その他の色々なことにかんして、今後も協力し合っていくことはあるだろうと思います。 つまりこれは、サンガツの音楽自体がそうであるように、他の誰にも似ていない、そして他の誰にも真似の出来ないような、ひとつの勇敢な「実験」です。 僕は外側から、彼らの「実験」に自分なりの仕方で参加していきたいと思っています。 サンガツ、これまでありがとう。 これからも、よろしく。
by ex-po
| 2012-01-24 12:23
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